【フランクフルトモーターショー11】ジャガーのHVスポーツ、C-X16…ターゲットはポルシェ911?!

自動車 ニューモデル モーターショー
ジャガーC-X16(フランクフルトモーターショー11)
ジャガーC-X16(フランクフルトモーターショー11) 全 8 枚 拡大写真

ドイツで13日に開幕したフランクフルトモーターショー11。英国ジャガーカーズのハイライトは、市販前提のハイブリッドスポーツカーコンセプト、『C-X16』だ。

画像:ジャガーC-X16

このC-X16を、同じく今回のフランクフルトモーターショーでデビューを飾った新型ポルシェ『911』と比較すると、ジャガーの狙いが見えてくる。

C-X16のボディサイズは、全長4445×全幅2048×全高1297mm、ホイールベース2622mm。『XK』シリーズよりも、ひと回りコンパクトなジャガーだ。

一方、新型ポルシェ911は、「カレラ」グレードの場合、全長4491×全幅1808×全高1303mm、ホイールベース2450mm。C-X16は911よりも240mmワイドだが、全長は46mm短く、全高はほぼ同じだ。全幅を除けば、ほぼ911サイズといえる。

C-X16のエンジンは、新世代V型6気筒ガソリンをスーパーチャージャーで過給したユニット。3.0リットルの排気量から、最大出力380ps、最大トルク45.9kgmを引き出す。

新型ポルシェ911カレラは、直噴3.4リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は350ps、最大トルクは39.8kgmだ。

C-X16は、ハイブリッドシステムを採用するのがアドバンテージ。モーターは、最大出力95ps、最大トルク24kgm。F1マシンのKERSと同様、モーターのパワーが、ステアリングホイールのスイッチ操作で必要な時に引き出せる「プッシュtoパス」を採用。0-100km/h加速は4.4秒、最高速は300km/hという優れたパフォーマンスを発揮する。これは、ポルシェ911カレラ(PDK)の0-100km/h加速4.6秒、最高速287km/hを凌ぐ性能だ。

ジャガーのスポーツカーの名車、『Eタイプ』の誕生50周年の節目に発表されたC-X16。現代のスポーツカーの代名詞、ポルシェ911を意識しているのは、間違いないところだろう。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  5. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る