親会社のヒュンダイとともに、欧州での存在感を増している韓国キアモーターズ。その勢いに乗るかのように、13日に開幕したフランクフルトモーターショー11では、スポーツセダンコンセプトの『GT』を披露した。
GTは、キアにとって初となるFR駆動車。従来、FFのコンパクトカーをメイン車種としてきた同社にとって、上級カテゴリーへの参入を示唆したコンセプトカーに位置づけられる。
ショー会場では、そのスペックが判明。パワーユニットは、かなり強力だ。直噴3.3リットルV型6気筒ガソリンエンジンをターボチャージャーで過給したもので、最大出力395ps、最大トルク54.5kgmを引き出す。
トランスミッションは8速AT。パフォーマンスデータは開示されていないが、ボディサイズは、全長4690×全幅1890×全高1380mm、ホイールベース2860mmと公表された。
キアのチーフデザイナー、ペーター・シュライヤー氏は、「FR駆動のパフォーマンスサルーンは、韓国だけでなく、欧州や米国でも大きなアピールとなり得る」とコメントしている。