死亡ひき逃げ事件、第1発見者を容疑者として逮捕

自動車 社会 社会

今年8月下旬、長野県諏訪市内の市道で45歳の男性がひき逃げされ、死亡した事件について、長野県警は12日、同市内に在住する48歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。第1発見者として警察に通報したが、その後の調べで直接の当事者と判明したという。

長野県警・諏訪署によると、問題の事故は2011年8月29日の午後0時5分ごろ発生している。諏訪市豊田付近の市道で、自転車乗車中に丁字路交差点近くで単独転倒したとみられる45歳の男性が車道に投げ出されたところ、進行してきた乗用車にはねられた。男性は近くの病院へ収容されたが、上半身の強打が原因でまもなく死亡した。

現場には48歳の男が残り、第1発見者として警察に通報。接遇した署員に対しては「倒れていた男性を避けて通った」、「自分はひいていない」などと供述していた。

警察は容疑車両は逃走したものと判断し、死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、その後の調べで通報者の男が事故を起こした可能性が高くなり、車両検証を実施。クルマに付着していた遺留物から容疑車両と断定。12日までに男を自動車運転過失致死容疑で逮捕した。

調べに対して男は「自分はやっていない」として容疑を否認している。警察は事故後も男が現場に留まっていたことを考慮。ひき逃げの適用については慎重に判断する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る