損害保険ジャパンは16日、地震や噴火またはこれらによる津波のいずれかが原因で自動車が全損した場合に一時金を支払う特約を来年1月1日以降に保険期間が始まる自動車保険を対象に販売を開始すると発表した。
新しい特約は「地震・噴火・津波車両全損時一時金特約」と名付けられ、1台当たり年間5000円の特約保険料を支払えば、従来の自動車保険ではカバーしていない地震・噴火・津波が原因による車両の全損時に50万円の定額で一時金を支払うというもの。
ただし、車両保険の保険金額が50万円未満の場合は、その額に応じて特約保険料が安くなるとともに、一時金も保険金額に応じた額が支払われる。
また損保ジャパンと同じNKSJホールディングス傘下の日本興亜損保も16日、同様に「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約」を新設定し、来年1月1日以降に保険期間が始まる自動車保険を対象に販売を始めると発表した。
地震・噴火・津波での被害をカバーする特約は、すでに東京海上日動火災保険が7月に、三井住友海上火災保険は8月に、いずれも来年1月から販売開始することを公表している。