津波による泥土を再生する 新日鉄が仙台で実証実験

自動車 ビジネス 企業動向
がれきを含んだ泥土
がれきを含んだ泥土 全 2 枚 拡大写真

新日本製鐵と新日鉄エンジニアリングは、9月12日から東北地方太平洋沖地震で大量に発生した津波堆積物(泥土)を改質し、良質な土に再生するプロセスの実証実験を仙台市宮城野区で開始した。22日まで実施する。

この改質プロセスは、ガレキなどが混入した軟弱な泥土に、製鉄工程で発生する副産物を原料とするカルシア改質材を加え、回転式破砕混合工法(ツイスター工法)を利用して撹拌混合するもの。ガレキを取り除きながら、復興資材として十分な強度を持つ良質な土を、高効率、安価に再生できるのが特徴。

良質な土に改良するプロセスの確立に成功した場合、震災復興の障害の一つになっている津波後の泥土の処理が進む可能性がある。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る