栃木県ツインリンクもてぎで行われたインディ ジャパン ザ ファイナル決勝レースは、ポールポジションからスタートしたスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が完全に支配した。
ロードコースに強い総合ランキング2位のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)もこの日のディクソンの敵ではなった。3度出されたフルコース・コーションからのリスタートだけがパワーのチャンスだったが、それさえも完璧に封じられてしまった。
63周のレースでディクソンが記録上トップを譲ったのは同ラップにピットインした際のピット位置の違いによる1周だけだった。ピット作業中のディクソンをピットが前方のパワーがピットロード上で抜いたに過ぎない。それ以外はパワーに影をも踏まさぬディクソンの快走だった。