【東京モーターショー11】聞く耳を持つクルマ「耳カー」出発

自動車 ニューモデル モーターショー
お披露目された耳カー耳つながりゲストのマギー審司さん(右)
お披露目された耳カー耳つながりゲストのマギー審司さん(右) 全 2 枚 拡大写真

高さ2メートルを超える巨大な耳を持つ「耳カー」(みみかー)が、都内各所に出没する。この耳カーのお披露目を兼ねた除幕・出発式が26日、都内で行われた。

【画像全2枚】

耳カーは、日本自動車工業会、エフエム東京とJ-WAVEの3社が共同で製作した「東京モーターショー2011」のPRカーだ。赤を基調とした暖色系のTOKYO FM車両と、黄色と青を基調とした寒色系のJ-WAVE車両の2台がある。

どちらもワンボックスタイプのファミリーカーだが、左右の後部ドア外側に、人の耳を模ったERP製の「耳」が付いている。その大きさは幅140cm、高さ210cm。組み立て式ではなく、移動するときも取り付けたまま走ることができる。

モーターショーは12月2日から11日までの開催だが、その開催期間中まで、耳カーと番組レポーターが都内を巡回して、立ち聞きならぬ「クルマ聞き」で、クルマ社会の未来に向けた意見を拾い集める。鼓膜にあたる部分にマイクが埋め込まれ、この耳に向かってささやくと、その声がきれいに録音される仕組みだ。

耳目を集める改造だが、人を傷つけるような鋭い突起がなく、ミラーの視認性も考慮されている。車両は普通車扱いで、唯一の変更点は、ベース車両は5ナンバーだが、耳カーは3ナンバーであること。これは耳の分だけ車幅が広がっているためだ。

録音された声は、TOKYOFM「シンクロノシティ」(16時~18時45分)とJ-WAVA「CIRCUS CIRCUS」(サーカスサーカス・16時30分~20時)の番組で紹介するほか、ウェブサイトやモーターショー会場でも披露される。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 60fpsの超滑らか映像、“全部入り”純正ミラー交換型デジタルルームミラーが登場
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  5. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る