ダッジ バイパー、ニュル最速記録更新…7分12秒13

自動車 ビジネス 海外マーケット
ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(20.8km)を量産メーカーの市販車最速の7分12秒13で周回したダッジバイパーSRT10 ACR
ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(20.8km)を量産メーカーの市販車最速の7分12秒13で周回したダッジバイパーSRT10 ACR 全 5 枚 拡大写真

8月31日、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(1周20.8km)で、レクサス『LFA』の「ニュルブルクリンクパッケージ」が、7分14秒64という量産メーカーの市販車最速タイムを記録。この記録の更新が、クライスラーグループから告げられた。

27日、クライスラーグループは、「ダッジブランドのスポーツカー、『バイパー』のスパルタン仕様、『バイパーSRT10 ACR(アメリカンクラブレーサー)』が14日、ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、7分12秒13というタイムを記録した」と正式発表したのだ。

これは、レクサス「LFAニュルブルクリンクパッケージ」の7分14秒64を、2秒以上短縮する量産メーカーの市販車最速タイム。バイパーSRT10 ACRは2008年8月、ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、7分22秒1をマークしているが、この時のタイムを約10秒も短縮した。

バイパーSRT10 ACRは、フロントに積んだ最大出力600ps、最大トルク77.5kgmというパワフルな8.4リットルV型10気筒ガソリンエンジンを、6速MTと後輪駆動で操る古典的アメリカンスポーツ。サーキット用の足回りを組み込み、軽量化も推進したスパルタングレードだ。もちろん、公道走行に必要な法規を満たす。

今回のタイムアタック、ルマン24時間耐久などに参戦した経験を持つドイツ生まれのドミニク・ファーンバッハー選手が担当。クライスラーグループのSRT(ストリート&レーシング・テクノロジー)部門、ラルフ・ギレス社長兼CEOは、「今回の新記録達成を誇りに思う」とコメントした。

バイパーの生産は2010年7月に終了しているが、今なお高い実力をアピールしたといえそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る