古河電工、米国司法省と罰金152億円に合意 自動車部品カルテル

自動車 ビジネス 企業動向

古河電気工業は30日、米国時間で29日、自動車用ワイヤーハーネス・同関連製品でのカルテルに関して今後の刑事裁判手続きで米国司法省による起訴事実を認め、罰金2億米ドル(152億円)を支払う司法取引に合意したと発表した。

米国司法当局は、同社や矢崎総業、住友電気工業などが自動車用ワイヤーハーネスの納入価格の操作や不正な入札を繰り返していたとして反トラスト法違反で立ち入り検査を実施した。

古河電工は、グループを含む自動車用ワイヤーハーネスと関連製品メーカーとともに適用法令、事実関係などを総合的に勘案した結果、司法省との間で司法取引契約を締結することにした。

これに伴って2011年9月中間期決算で152億9600万円を特別損失として計上する。おのため中間期業績見通しの当期損益は120億円の赤字、通期業績見通しの最終利益は115億円を予想していたが30億円に下方修正した。

また、同社では社会に及ぼす影響や経営者として反省を示すため、石原廣司会長、吉田政雄社長が役員報酬を3か月間半減するなど、担当役員が報酬を返上する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  2. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. ハーレーダビッドソン、横浜で交通安全パレード開催へ 先頭ライダーは魔裟斗
  5. 「日産よ、マジで頼むぞ!」新型『エルグランド』予告が話題!「王座奪還」に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  2. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  3. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  4. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る