ロールスロイス 102EX 日本初公開…代替ドライブトレインの可能性

エコカー EV
102EX
102EX 全 9 枚 拡大写真

ロールス・ロイス・モーター・カーズは日本で『ゴースト・エクステンディットホイールベース』を発表した際、『ファントム』をベースとした電気自動車『102EX』を同時公開した。

102EXはあくまでもエクスペリメンタルモデルであると話すのはロールス・ロイス・モーター・カーズチーフプロジェクトエンジニアのアンドリュー・マーティン氏。位置づけは、ロールスロイスの将来の代替ドライブトレインの可能性を探るためとし、生産化の予定はないという。

102EXは2011年3月のジュネーブモーターショーで発表された後、世界各地でユーザーやジャーナリストから未来のドライブトレインの未来について意見を収集するツアーを行ってきた。そのモデルが日本でも公開されたということは、日本市場を重要視していることが伺える。

この102EXは前述のとおり純粋な電気自動車で、ハイブリッドではない。「超高級セグメントでは初のバッテリー駆動の電気自動車として実現されたこのモデルは、2つの電気モーターと1つの71.5kWhの容量を持つバッテリーパックが搭載されています。バッテリーパックは乗用車に搭載したものとしては最大級のもの。実際に乗ると静粛性、そしてスムーズな走りに十分納得してもらえるでしょう」とマーティン氏は完成度に自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  8. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  9. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る