マツダが中国市場で、さらなる攻勢に出る。現地合弁会社が、R&D(研究開発)センターの建設に乗り出すのだ。
これは9月30日、中国四川省成都市で開幕した成都モーターショー11において、長安マツダの柳川昌巳総経理が明らかにしたもの。柳川総経理は、「江蘇省南京市に研究開発センターを設立するつもりだ」と語ったという。
マツダの中国合弁には、第一汽車との合弁の一汽マツダと、長安汽車との合弁の長安マツダの2社がある。
このうち長安マツダは、2012年をもって長安フォードマツダから切り替わる予定。長安フォードマツダからフォードモーターの出資が抜け、長安汽車とマツダの2社合弁となる。長安マツダは現在、中国政府の認可待ちの状態だ。
研究開発センターが開設されれば、長安マツダにとっては、中国における新車開発の基盤が構築できることになる。