福島原発での散水に5・6号機の滞留水を利用

自動車 ビジネス 企業動向

東京電力は、構内散水などの水源に福島第一原子力発電所の5、6号機の滞留水を処理して使用し、水の有効利用を図ると発表した。

現在、福島第一原子力発電所5、6号機建屋内の滞留水は、津波による海水や雨水などが流入したもので、もともと放射性物質をほとんど含んでいないものの、循環浄化装置により放射性物質を除去した上で、仮設タンクとメガフロートに貯蔵している。

さらに、9月中旬からはRO装置を設置し、これらの水の塩分除去とさらなる放射性物質除去を行っている。

福島第一原子力発電所では、伐採木の自然発火防止や粉塵の飛散防止を目的とした構内散水を予定している。原発構内で使用する淡水については、水源地から取った水を利用していたが、今後は処理水を活用することにした。

同社では処理した水を使用するのにあたって事前に放射能濃度を測定した結果、「水浴場の放射性物質に関する指針について」で示された放射能の基準値を下回っていることを確認したとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る