【PCCJ 第10戦】波乱の幕開け、再スタートで安岡勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)第10戦
PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)第10戦 全 5 枚 拡大写真

PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の第10戦は、第9戦と同じくF1世界選手権第15戦日本グランプリと併催される鈴鹿ラウンド。この日も、汗ばむような陽気の中での決勝レースとなった。

第10戦のスターティンググリッドは、前日に開催された第9戦決勝レースのベストラップ順によって決まる。ポールはゼッケン14番安岡秀徒、2番手にゼッケン16番横幕ゆぅ、以下ゼッケン4番林久盛、ゼッケン22番マイケル・グリーン、ゼッケン15番神取彦一郎、ゼッケン5番高見澤一吉と続く。

全18台のマシンがグリッドに整列。グランドスタンドで多くの観客が見守る中、いよいよ決勝レースの火蓋が切って落とされた。上位陣が危なげないスタートを決めるが、中団グループのゼッケン18番大久保仁とゼッケン17番飯田太陽が接触。両車は絡み合いながらコース左側のガードレールに突っ込み、残念ながらリタイアを喫した。

両ドライバーともケガはなかったが、この接触にゼッケン9番小林賢二が巻き込まれてしまう。ラジエタートラブルのようで、結果ピットに戻った時点でマシンを止めることとなった。レースはクラッシュしたマシン回収のために黄旗提示。SC(セーフティーカー)が出動するという波乱のスタートとなってしまった。

SCに率いられた隊列は1周、2周と周回を重ね、3周目でランプが消えSCがピットインすると、ローリングでのレース再開だ。先頭の安岡は絶妙の再スタートで一気に後続を引き離す。その後方では、横幕と林が早くも熾烈なテール・ツー・ノーズで2番手争いを展開する。さらにその後ろでは神取と高見澤がバトルを繰り広げ、それにゼッケン47番藤田明が加わって、随所で攻防が見られていた。

レースは結局、安岡が圧倒的なリードを築きポール・ツー・フィニッシュ。林とのバトルを凌ぎ切った横幕が2位でチェッカーフラッグを受けた。また、SC中追い越しのペナルティにより林がラップタイムに+30。結果、チャンピオンクラスのトップ3は安岡、高見澤、藤田。ジェントルマンクラスは横幕、神取、ゼッケン3番江本玄というものになった。

2011年シーズンのPCCJは次戦で早くも最終戦。10月23日(日)、ツインリンクもてぎで開催される。

《根賀亮仁@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る