【ITS世界会議11】デンソーが考える10年後のコックピット

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ITS世界会議11、デンソースタンド(イメージ)
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デンソーは、10月16日から20日まで、米国フロリダ州オーランドで開催される「第18回ITS世界会議オーランド2011」の展示会に出展すると発表した。

同社では今回「環境にやさしく、安全・安心で、ワクワク感のあるクルマ社会」をテーマに、人・クルマ・社会を情報でつなぐ高度道路交通システム(ITS)に関連した製品や技術を紹介する。

メイン展示では、デンソーが考える10年後のクルマ社会での将来型コックピットを体験できる。

各種センサーや路車・車々間通信技術を活用し、クルマと障害物との接触事故の自律的回避する仕組みを紹介。また、ドライバーのし好にあったお店・レストランのリアルタイム情報の収集・提案、電気自動車が走行中にワイヤレスで自動給電状態にあることをドライバーに知らせる方法などの製品コンセプトを体験できる。

メイン展示以外にも、運転中の人の表情を解析することで、居眠りに入る前の状態を検知し安全運転を支援する「眠気検知技術」を紹介する。さらに、インターネットラジオ・目的地設定などのスマートフォンのアプリを運転中でも安全に利用できる車載機など、スマートフォン連携に関する様々な取組みも紹介する。

このほか、米信号機メーカであるエコノライトと共同で、会場近郊の公道で実施する屋外デモでは、路車・車々間通信を活用し、交差点を通行する車の有無を検出し信号機の切り替え時間を制御することで停車回数を減らすデモも実施する。前方の信号が赤の場合に停車せずに走行できる速度を知らせるエコスピードアドバイザリーのデモを体験できる。

ITS世界会議は、各国・地域のITSに関係した研究開発を行う研究者、企業、行政の関係者が論文発表、講演、技術展示などを行うもので、1994年のパリ大会から欧州、アジア・太平洋地域、アメリカの順番で毎年開催されている。

《レスポンス編集部》

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