志賀自工会会長、TPPは参加して発言することに意義

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車工業会の志賀俊之会長は20日の定例会見で、TPP(環太平洋経済連携協定)について、「貿易立国として日本は参加し、(協定づくりに)発言していくことに大きな意義がある」と述べ、自工会として参加・推進の立場を改めて強調した。

志賀会長は、TPPは「2国・地域間で進めるFTA(自由貿易協定)より、多くの国が参加する。本来、自由貿易交渉は多極で進めるべきであるという点からも好ましい」と指摘した。

一方、韓国がEU(欧州連合)に続いて、近く米国ともFTAを発効させることについて「7月に発効した欧州では、市場のムードが変わってきている。ディーラー業界では『これからは韓国車だ』となりつつある」と述べ、日本の貿易協定の遅れに懸念を示した。

そのうえで志賀会長は「商品という本来の競争力はわれわれが頑張るが、競争環境がイクオールフィッティングになるよう、是非お願いしたい」と政府に注文した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 市街地でも手離し運転可能に、日産がAI搭載「プロパイロット」技術公開 2027年度に市販化
  5. 【アルファロメオ ジュニア 新型試乗】「蛙の子は蛙」でもやっぱりアルファロメオを選びたくなる理由…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る