チャイルドシートにみる日米の意識差が明らかに

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アップリカ・チルドレンズプロダクツは3歳以上の子供を持つ母親を対象に、日本とアメリカでジュニアシート(チャイルドシート)の着用に関する意識や実態についての調査を実施した。日本の方が安全意識の低いことがこの調査によって明らかになっている。

「外出時にジュニアシートを使用するか」について質問したところ、アメリカでは「必ず使用する」は90.0%だったが、これに対して日本では68.5%に留まった。

「ジュニアシートを使用しない理由」についての質問では、アメリカが「親がシートを使わなくてよいと思っている(18.2%)」、「大人用のシートベルトを使用している(12.3%)」、「ジュニアシート義務化の対象ではないと思う(9.6%)」の順番だったが、これに対して日本は「子供がジュニアシート着座を嫌がる(30.8%)」、「大人用のシートベルトを使用している(30.8%)」、「装着するのが面倒(15.4%)」という順番となった。

アメリカではジュニアシートに子供を着座させないことが「一種の虐待」と社会から見なされる傾向にあり、これを表しているのが「15分未満の移動でジュニアシートを使用するか」という質問。アメリカは86.4%が「使用する」と回答したのに対し、日本は58.9%に留まった。「30分未満」の移動では日本も79.5%まで上昇するが、アメリカは100%だった。

また、アメリカでは「ジュニアシートに乗ることが当たり前」という教育が幼少期からなされているが、安全意識の差は子供にも現れており、アメリカでは子供の側も「ジュニアシートに乗ることがかっこいい」と思っているのに対し、日本では「必ずしもジュニアシートに乗らなくてもいいと思っている」という傾向が強いことがわかった。

《石田真一》

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