アウディ A1 のロータリーエンジン搭載EV…実証実験開始

エコカー EV
アウディA1がベースのエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、A1 eトロン
アウディA1がベースのエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、A1 eトロン 全 1 枚 拡大写真

アウディは28日、ドイツ・ミュンヘンにおいて、20台の『A1 eトロン』を使用しての実証実験を開始した。

同車は、『A1』をベースに開発されたエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV。そのハイライトは、ロータリーエンジンの採用にある。

A1 eトロンには、発電専用エンジンとして、ロータリーエンジン(アウディは発明者の名前を取って、ヴァンケルエンジンと呼ぶ)を搭載。排気量わずか254ccのシングルローターエンジンは、最大出力20ps。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給すると同時に、バッテリーを充電する。これにより、A1 eトロンは、200kmの航続距離延長を可能にする。

A1 eトロンは、基本的にモーターのみで走行するEV。モーターは最大出力102psを発生。二次電池はリチウムイオンバッテリーで、最大50kmのゼロエミッション走行を実現する。

アウディは28日、このA1 eトロン合計20台をミュンヘンの企業や大学に貸与し、実証実験を開始。ドイツ運輸省の全面的バックアップの下、EV普及に向けた取り組みを加速させる計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る