フォルクスワーゲンが、2013年シーズンのWRC(世界ラリー選手権)に投入する『ポロR WRC』。同車の初テストが完了した。
これは3日、フォルクスワーゲンが明らかにしたもの。ポロR WRCがドイツのターマックコース(全長2.8km)に持ち込まれ、2010年のダカールラリーの勝者で、2度のWRCチャンピオンでもあるカルロス・サインツ選手を中心に、トータル100kmに及ぶ初テストが行われたのだ。
初テストを終えたカルロス・サインツ選手、「マシンは開発の初期段階だが、良好な感触を得ている」とコメントした。
ポロR WRCは、『ポロ』をベースに開発。直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力300ps、最大トルク35.7kgmを発生する。駆動方式はフルタイム4WD。マシンの最低重量は、WRCのレギュレーションにより、1200kgと定められている。