トイレバイクネオ 石巻市へ

自動車 ビジネス 企業動向
TOTOテクニカルセンターに到着したトイレバイクネオ(2日・世田谷区桜新町)
TOTOテクニカルセンターに到着したトイレバイクネオ(2日・世田谷区桜新町) 全 2 枚 拡大写真
TOTOの「トイレバイクネオ」が、宮城県石巻市に登場した。場所は石巻コラボレーションショールーム(同市南中里3)で、「ショールームを訪れる人を元気にしたい」(同社広報担当)と、5日のショールームオープニングイベントに華を添えた。

ネオの移動は、今回は自走ではなくトラックによる搬送。水回り商品の環境取り組みを伝えるネオは、燃料も通常のガソリンではなく、バイオガス燃料を使っている。バイオガスは、家畜の排泄物や汚水などの発酵メタンを生成したもの。清掃車など一部で試験運用されているものの、実用化には至っていない。「燃料の調達がうまくいかないため」(同上)だという。

250cc単気筒バイクをトライクに改造したネオは、通常のトライクではタンデムシートやトランクスペースになっている後輪の上部にバイオガスのボンベを搭載している。45リットルのボンベが上下に2本。満載で90リットル。これで300kmの走行を可能にしているが、さすがに石巻市まで片道約460kmは遠い。そのためコラボレーションショールームまではトラックで搬送されることになった。

2日に、北九州市のTOTO本社から東京・桜新町テクニカルセンターへ1400kmの旅を終えたばかり。さすがにライダーにも疲れが見えたと思いきや、搬送はそのせいではなかった。

被害の大きかった東北地方では住宅復興の需要がめざましい。このショールームは、TOTOと住宅建設のDAIKEN、窓事業のYKK APと給湯のノーリツ4社が共同でオープンした。ネオは6日まで展示された後、10日から13日までは仙台市のTOTO仙台ショールームに展示される。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 市街地でも手離し運転可能に、日産がAI搭載「プロパイロット」技術公開 2027年度に市販化
  5. 【アルファロメオ ジュニア 新型試乗】「蛙の子は蛙」でもやっぱりアルファロメオを選びたくなる理由…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る