アウディは7日、10月の世界新車セールスの結果を明らかにした。総販売台数は10万8500台。前年同月比は23.9%増と、引き続き好調だ。
市場別では、欧州が前年同月比9.8%増の5万8500台。このうち、地元ドイツは0.5%増の2万2308台だった。
ドイツに続いたのは英国で、前年同月比30.9%増の7601台。イタリアは7.7%減の4545台と落ち込んだが、スペインは6.4%増の2905台、ロシアは33%増の1875台と好調。フランスは11.3%増の5004台とプラスへ転じた。
大幅に増加したのはアジアパシフィック地域で、前年同月比58.8%増の3万2900台をセールス。このうち、中国(香港を含む)は61.7%増の2万7729台と、10月の記録を更新した。米国は1万0225台を売り上げ、前年同月比は25.8%増。現地では7月に新型を投入した『A6セダン』が、43.9%増の1186台を販売した。
アウディの2011年1〜10月累計世界販売は、前年同期比18%増の108万1700台。同社のペーター・シュヴァルツェンバウアー販売担当取締役は、「とくに中国、米国、英国の販売が好調。新型車の『Q3』も多くの受注を獲得した」とコメントしている。