【グッドデザイン11】ホンダ今井氏「次のステップは減災」

自動車 ビジネス 企業動向
【グッドデザイン11】ホンダ今井氏「次のステップは減災」
【グッドデザイン11】ホンダ今井氏「次のステップは減災」 全 8 枚 拡大写真

9日、ホンダインターナビによる震災支援「通行実績情報マップ」が2011年度グッドデザイン大賞を受賞した。ホンダのインターナビ事業室室長の今井武氏は「無我夢中でやってきただけで、受賞できるとは思いませんでした」と受賞コメントを語った。

3月11日について今井氏は、「これだけの大きな災害のとき、救援に向かうのにどこを通って被災地に行けるか、道路がやっぱり一番大事ということが分かっていたので、“すぐに情報を公開しよう”、“出来るだけオープンなフォーマットでやろう”ということで、翌日にKMZ形式で公開をしました」。

「その後、Googleでも我々のデータを元に公開をし始め、官公庁の人たちやいろんな人たちに使っていただいて、“どこを通っていったら被災地に一番速くいける”とか、“ルートが分かる”、との声をいただきました」(今井氏)と、振り返った。

今後の展開について今井氏は、「今までカーナビというは道案内だったわけですが、通信との融合によって、これからは“つながる”といったところがポイントとなってくると思います。次のステップとして我々がやらなくてはならないのは、“つながり”という機能を生かしながら、“いかに災害に遭わないようにする”かがテーマとなってくる。そこの研究をこれからもっと加速してやっていきたい」と述べた。

また、授賞式後の懇談会において今井氏は、今回の取り組みは、ホンダのみならず様々な機関との連携により実現したもので、その中でも情報をオープン化にすることには壁があったといい、今後の防災対策でより精度の高いものを提供するには、官民がより連携する必要性を説いていた。

ホンダのグッドデザイン大賞受賞は1984年度の『シビック』以来、2度目の受賞となる。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る