2人が即死の追突事故、被告に禁錮2年の実刑判決

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今年8月、兵庫県淡路市内の神戸淡路鳴門自動車道で大型トラックを運転中、前走する2人乗りバイクに追突する事故を起こし、2人を死亡させたとして自動車運転過失致死罪に問われた55歳の男に対する判決公判が7日、神戸地裁で開かれた。裁判所は被告に対して禁錮2年の実刑を命じている。

問題の事故は2011年8月11日の午後9時30分ごろ発生している。淡路市白山付近の神戸淡路鳴門自動車道上り線を走行していた2人乗りバイクに対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。バイクを運転していた西宮市内に在住する59歳の男性と、後部座席に同乗していた50歳の女性は転倒の弾みで路上へ投げ出され、同じトラックにはねられ即死した。

警察はトラックを運転していた香川県高松市内に在住する55歳の男を自動車運転過失致死の現行犯で逮捕。調べに対しては「考え事をしていて、前をよく見ていなかった」などと供述しており、検察も同罪で起訴していた。

7日に開かれた判決公判で、神戸地裁の長橋政司裁判官は「被告は職業運転手でありながら、前方を注視するという最も基本的な注意義務に違反した。2人を即死させた過失と結果は重大」と指摘し、被告に対して禁錮2年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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