居眠り運転で9人死傷事故、被告に禁錮4年を求刑

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今年9月に福島県喜多方市内の国道459号でワゴン車を運転中に路外逸脱事故を起こし、9人を死傷させたとして、自動車運転過失致死傷罪に問われた29歳の男に対する初公判が7日、福島地裁会津若松支部で開かれた。検察側は禁錮4年を求刑している。

問題の事故は2011年9月8日の午後4時ごろ発生している。喜多方市山都町付近の国道459号を走行中の介護施設の所有するワゴン車が右カーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。土手を滑落した。

クルマは中破。デイサービス利用のために乗車していた95歳の女性と89歳の男性が死亡。他の7人が重軽傷を負った。警察はクルマを運転していた29歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡を受け、検察は後に自動車運転過失致死傷罪で起訴している。

7日に開かれた初公判で、被告は起訴事実を認めた。続けて行われた冒頭陳述で検察側は被告が事故当時に居眠り運転をしていたことを指摘。「高齢者を預かる自覚の無さから居眠り運転をするという重大な過失を起こした」として、裁判所に対して禁錮4年を求刑した。

事実を争わないことから公判はこの日で結審。判決公判は21日に開かれる予定だ。

《石田真一》

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