【ホンダ ASIMO 新型発表】片足でジャンプも可能に

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダASIMO新型発表
ホンダASIMO新型発表 全 6 枚 拡大写真

東京・和光市の本田技術研究所で開かれたホンダロボティクス発表会。そこで披露されたASIMOの進化ぶりに、目を見張った。

【画像全6枚】

駆け足は従来の早足程度(6km/h)から、駆け足(9km/h)へと格段に速くなった。不整地での歩行もより安定度を増した。従来型ではわずか3mmの段差が限度だったそうだが、新しいASIMOは20mmの段差までは難なく踏み越えていく。足場の傾きなどで重心がズレることによる身体の揺れに対し、瞬時に着地点を変えて踏ん張ることでバランスを取る、難度の高い歩行も可能になったのだ。

続いてジャンプを見せてくれたのだが、これがまた凄い。両足でのジャンプだけでなく、片足だけでジャンプする。ジャンプ、しかも片足で行なうには脚部のモーターにかなりのパワーが必要とされるだけでなく、片足で着地して立つための緻密なバランス制御が要求されるはずだ。

見ていると片足ジャンプの際、蹴り出す軸足以外は腕が動いて反動を打ち消しているように見えるが、それ以外の身体の動きはほとんど見られない。

おそらくバランスを取るための基準として、上体や片足を空中で固定しているように仮定した方が制御しやすい、ということもあるのだろう。人間はもっと自然に片足でジャンプし、上体も使って身体全体が上下動するが、無意識にバランスを取っているのだ。

まったくブレないASIMOの片足ジャンプ、それはそれでASIMOらしいと思わせた。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. ジャパンモビリティショー2025が開幕! 注目記事ベスト5…ダイハツ『コペン』次期型アンベール
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る