ホンダは16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11において、新型『CR-V』を初公開した。
新型は4世代目。広く快適な室内、優れた乗り心地や高い静粛性、燃費性能の良さなど、入門SUVに求められる新基準を提示する。
ボディサイズは、全長4535×全幅1820×全高1655mm、ホイールベース2620mm。現行型(全長4565×全幅1820×全高1690mm、ホイールベース2620mm)と比較すると、新型は30mm短く、35mm背が低い。全幅とホイールベースは共通だ。
新型のエンジンは、引き続き2.4リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」。ただし、最大出力は185ps、最大トルクは22.5kgmと、それぞれ5ps、0.3kgm高められた。トランスミッションは、5速ATを組み合わせる。
米国EPA(環境保護局)予想燃費は、FF仕様が市街地9.78km/リットル、高速13.18km/リットル。ドライバーの経済的な運転を支援する「エコアシスト」採用の効果もあって、現行比で最大で約11%の燃費改善を実現した。
4WDシステムは一新。インテリジェントコントロールシステムを組み込んだリアルタイムAWDに進化している。
新型CR-Vは12月15日、全米のホンダディーラーで発売。米国ホンダは新型の投入で、販売の回復を目指す方針だ。