全体相場は反落。スペイン国債の利回り上昇で欧州債務問題が再燃し、前日の米国市場が下落。輸出関連株、銀行株を中心に売りが先行する展開となった。
平均株価は前日比104円72銭安の8374円91銭と反落し、9月26日以来2カ月ぶりの安値水準となった。
円高に対する警戒感も重しとなり、自動車株は軒並み安。トヨタ自動車が57円安の2448円と反落し、年初来安値を更新。
値下げ要請に対する警戒感からトヨタ系列部品メーカーも売りが加速。デンソーが62円安の2108円、アイシン精機が32円安の2178円と、ともに年初来安値を更新した。
ホンダが53円安の2202円と反落し、日産自動車は7円安の673円と4日続落。
スズキが44円安の1565円と反落。大手経済紙が「中国に新工場を建設し、2015年をメドに現地生産を倍増する」と報じたが、材料視されなかった格好。