クアルコムのEV用無線給電技術、ライセンスで普及目指す

エコカー EV
クアルコムはEV用無線給電システムを開発、2012年よりイギリス・ロンドン東部でテストを実施する
クアルコムはEV用無線給電システムを開発、2012年よりイギリス・ロンドン東部でテストを実施する 全 7 枚 拡大写真

クアルコムは22日、同社が開発した電気自動車向け無線給電技術に関する説明会を開催。同技術を、ライセンスにより自動車メーカー等に提供して普及を目指すとの事業方針が示された。

説明会では、同技術を統括する、ヨーロピアン・イノベーション部門エグゼクティブバイスプレジデントのアンドリュー・ギルバート氏が来日して説明した。

ギルバート氏は、同社が開発した無線給電システムは有線による充電との比較で90%の効率を実現、有線と同等の充電性能を有することを強調した。高効率を実現するには送信側と受信側それぞれのアンテナ調整が必要となるが、同システムでは自動調整するため、運転者は通常駐車するだけで済むことが特徴となっている。

同社は、この無線充電装置とEVを使った実地テストを、2012年前半からイギリス・ロンドン東部で行うことを発表している。

ギルバート氏は、同技術に関して「我々は、ライセンスとして自動車業界に提供することを考えている。ライセンスにより競争的な環境が生まれ、選択肢が増えて(無線給電システムの)価格が下がることになる」との考えを示した。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る