【ユーロNCAP】フォルクスワーゲン up!、最高評価の5つ星

自動車 ビジネス 海外マーケット
ユーロNCAPが実施したフォルクスワーゲンup!の衝突テスト
ユーロNCAPが実施したフォルクスワーゲンup!の衝突テスト 全 4 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンが2011年9月、フランクフルトモーターショー11でワールドプレミアした新世代コンパクトカー、『up!』。同車の衝突安全テストの結果が明らかになった。

これは23日、欧州で唯一の公的衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムが公表したもの。ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テストだ。

また2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを採用。評価の割合に応じて、ポイントが配分されるようになった。

例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価90ポイント以上が目安とされる。

up!のテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は32点。同時にテスト結果が公表された『ザ・ビートル』の33点に迫った。運転席のダミー人形が受けた傷害レベルは、前面/側面/ポール衝突、追突の全テストで概ね低い。

一方、子ども乗員保護性能はザ・ビートルの44点に対して39点、歩行者保護性能はザ・ビートルの19点に対して17点。安全補助装置の有無は6点で並ぶ。この結果、up!の合計ポイントは94点となり、ザ・ビートルの102点とともに、総合評価で5つ星に輝いた。

これにより、フォルクスワーゲン車は最近のユーロNCAPのテストにおいて、『ゴルフ』、『ゴルフカブリオレ』、『ポロ』、『ティグアン』、『パサート』など10台が5つ星に。同社は「今回の結果は、フォルクスワーゲンが安全性を最重視していることを示すもの」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』ファン必見!限定3000個の精巧キーチェーン登場
  2. ポイ活主婦に自動車税の納付の仕方を聞く…キャンペーンで全額還元・ポイントで0円払いもできる!
  3. ジープ『コンパス』新型発表、初のEVは航続最大650kmを可能に
  4. 静かなオプカンがすごかった! トーヨータイヤ「オープンカントリー H/TII」が登場…岡本幸一郎
  5. シトロエン『ベルランゴ』の特別仕様車「ブラックエディション」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
ランキングをもっと見る