インフィニティの入門コンパクト、メルセデス Aクラス 次期型のがベース?!

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インフィニティのコンセプトカー、エセレア
インフィニティのコンセプトカー、エセレア 全 3 枚 拡大写真

日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティ。同ブランドが発売を計画している入門コンパクトカーに関して、興味深い情報をキャッチした。

これは22日、米国の自動車メディア、『CAR AND DRIVER』が報じたもの。同メディアが、「インフィニティの入門コンパクトカーは、次期メルセデスベンツ『Aクラス』の車台(新型『Bクラス』と基本的に共通)をベースにしたFF車になる」と報じたのだ。

この入門コンパクトカー、インフィニティが2011年3月のジュネーブモーターショー11に出品したコンセプトカー、『エセレア』の市販版。また、9月にドイツで開催されたフランクフルトモーターショー11において、日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、「インフィニティが開発中の小型車には、ダイムラー(メルセデスベンツ)の車台を使うつもりだ」と発言しており、今回の同メディアの報道内容と一致する。

ところで、現行のインフィニティのラインナップは、『G』(日本名:日産『スカイライン』)、『M』(日本名:日産『フーガ』)など、駆動方式はFRが基本。同ブランドにとって入門コンパクトは久々のFF車となる可能性が出てきたわけだが、日産自動車にもFF車開発の豊富なノウハウがあるはず。にもかかわらず、なぜメルセデスベンツの車台を使おうというのか。

同メディアの取材に対して、日産自動車のアンディ・パーマー副社長は、一般論と断ったうえで、「高級車ブランドには、大衆車ブランドとは次元の異なるボディ剛性やNVH性能が求められる。ルノー日産と提携したダイムラーには、メルセデスベンツA/BクラスというFF車世界トップクラスのボディ剛性やNVH性能を備えたモデルがある。コスト面を考慮すれば、この車台を使うことを検討するのは不自然ではない」と、同メディアに語ったという。

《森脇稔》

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