フェラーリのデザイナー、ランチアとクライスラーを変える?!

自動車 ビジネス 企業動向
マセラティのSUVコンセプト、クーバンをデザインしたラマチョッティ氏(向かって左端。右端はマルキオンネ氏)。
マセラティのSUVコンセプト、クーバンをデザインしたラマチョッティ氏(向かって左端。右端はマルキオンネ氏)。 全 6 枚 拡大写真
イタリアのランチアと、米国のクライスラー。フィアットとクライスラーグループが資本提携したことにより、兄弟関係となった両ブランドが、デザインの改革に乗り出すことがわかった。

責任者はロレンツォ・ラマチョッティ氏。同氏はピニンファリーナで30年以上のキャリアを積んだ後、最近ではフィアットグループのデザインディレクターとして傘下のフェラーリやマセラティのデザインを指揮。同氏が監督したモデルには、フェラーリ『F430』、『550マラネロ』、『612スカリエッティ』、マセラティ『GT』(以上ピニンファリーナ)、SUVコンセプトのマセラティ『クーバン』などがある。

同氏を、ランチアとクライスラーのデザイン再建に起用したのは、フィアットとクライスラーグループを率いるセルジオ・マルキオンネCEO。最近のランチアの新型車は、欧州ではクライスラー車のOEMばかりで、ランチアらしさに欠けるとの指摘を受けてのことだ。

マルキオンネCEOは将来的に、ランチアとクライスラーの設計を統合する方針と伝えられる。そのために、ラマチョッティ氏により、両ブランドのデザインをそれぞれユニークでかつ国際的に通用するものへ、大胆に変革する構想だろう。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  3. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  4. フィアット『グランデパンダ』、ガソリンエンジン+6速MTを欧州設定…電動車以外の選択肢に
  5. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る