【ランボルギーニ アヴェンタドール 日本発表】スポーツカーの新たなベンチマーク

自動車 ニューモデル 新型車
ランボルギーニ・アヴェンタドール
ランボルギーニ・アヴェンタドール 全 12 枚 拡大写真

ランボルギーニジャパンはフラッグシップモデルの『アヴェンタドールLP700-4』を日本でも公開した。

アウトモビリランボルギーニS.p.A.リサーチ・開発ディレクターのマウリッツォ・レジアーニ氏は、アヴェンタドールを競合他社と比較して2世代先を行くクルマだと位置づける。「全てのコンテンツを再定義し、過去からのものをすべて否定して、ゼロベースで全て最初から設計」したとし、「スーパースポーツカーの新しいベンチマークを再定義」すると、その出来に自信を見せる。

ボディはカーボンファイバー製のモノコックを基盤として作られている。これは、ランボルギーニが特許を取得した技術で、またボーイング社やワシントン大学などの協力を得た結果、30%の重量の削減と、150%の剛性の向上を実現した。また、安全性に関しても「衝突エネルギーの蓄積が出来るので、乗員の安全性が高まる」と言う。

エンジンは新設計の6.5L・V12エンジンを搭載している。ボア&ストロークを新設計し、700ps/8250rpm、690Nmの性能を発揮する。さらに、トルクカーブはこれまでと比較しフラットなものとなっていると言う。環境性能に関しても、CO2の排出量を20%削減し、100kmあたり17.2リットルの燃費性能を可能にしたと言う。

今回もうひとつ重要なポイントはエンジンマネージメントにある。毎秒5億回のオペレーションを行い、エンジン、ギアボックス、サスペンション、ブレーキ、それからステアリングの連携を高めている。ギアボックスには新設計の特許を取得した、ISR7速のギアボックスを採用し、50ミリセカンドでシフトチェンジが可能であるとしている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  4. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る