【ボローニャモーターショー11】フェラーリ 599レーサー に750psの“エボ”

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フェラーリ599XXエボリューションパッケージ
フェラーリ599XXエボリューションパッケージ 全 1 枚 拡大写真

フェラーリは11月30日、イタリアで12月3日に開幕するボローニャモーターショー11において、『599XX』の「エボリューションパッケージ」を初公開すると発表した。

599XXは2009年3月、ジュネーブモーターショーでデビュー。『599GTBフィオラノ』(日本名:『599』)をベースにしたレース専用車だ。

エンジンは599の6.0リットルV型12気筒ガソリンをベースに、専用クランクシャフトやカーボン製インテークなどを採用し、吸排気系を効率アップ。最大出力は700ps/9000rpm、最大トルクは66.3kgm/6500rpmと、80ps、4.3kgmのパワーアップを果たした。トランスミッションは6速2ペダルMTの「F1マチック」で、変速時間は0.06秒に短縮されている。

ボディは軽量化とエアロダイナミクスを徹底追求。アンダーフロアの空気を吸い出してダウンフォースを高める「アクティブフローシステム」など、数々の専用装備が導入された。この結果、300km/h時に630kgものダウンフォースを獲得。足回りには、第2世代のカーボンセラミックブレーキやレーシングスリックタイヤを装備した。

今回発表された「エボリューションパッケージ」は、この599XXの戦闘能力をさらに高めるパッケージ。最大出力は750ps、最大トルクは71.4kgmまで引き上げられ、ファイナルギアレシオの変更を実施した。フェラーリによると、加速性能の向上により、イタリアのフィオラノサーキットを1分15秒で周回できるという。

また、アクティブリアウィングも新採用。F1マシン同様、2つのフラップが取り付けられており、電動で回転して開閉することで、ダウンフォースを調整する。35kgに及ぶ軽量化や、新しいピレリ製タイヤの装着も行われている。

《森脇稔》

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