住友ゴム工業は1日、高性能・高品質タイヤの開発技術として、新材料開発技術「4Dナノデザイン」を確立したと発表した。同社は新技術を活用し、地球環境への配慮と安全・安心を両立するタイヤの開発を進める。
今回確立した新材料開発技術、4Dナノデザインは、タイヤ性能を向上させる新材料を効率的に開発するために、「調べる」「予測する」「作る」「引き出す」という4つの技術を融合。ナノレベルで分子の挙動を表現しながら、材料シミュレーションと解析を行うことで科学的・合理的に材料開発を行い、素材を自在にコントロールすることを可能にした。
同社では、4Dナノデザインを初めて採用した低燃費タイヤ『エナセーブ プレミアム』を2012年2月から順次発売する。