【新聞ウォッチ】東京モーターショー波乱の幕開け…パレード中止、ホンダ社長“負傷”

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東京モーターショー11
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

写真:東京モーターショー11

2011年12月5日付

●製造業「海外強化」87%、過去最高、自動車・化学は9割超、国際協力銀調査(読売・2面)

●次世代タイヤ続々登場、空気いらず、石油使わず(読売・9面)

●フェラーリ8台など14台事故、中国道(読売・39面)

●さらば伝説のマイバッハ、独ダイムラー、復活後も販売低迷(朝日・7面)

●「HVは通過点、EV開発に力」仏ルノーCOO(朝日・7面)

●消費増税54%反対、本社世論調査(毎日・1面)

●社説:モーターショー、「エコ」プラスαに期待(毎日・5面)

●モーターショーに「宇宙船」!?(毎日・8面)

●デフレ経済実感とズレ、物価が「二極化」(日経・1面)

●設備投資14%増、国内抑制、海外で39%増、今年度本社調査(日経・1面)

ひとくちコメント

激しく降りしきる冷たい雨の中、週末の3日に一般公開した東京モーターショー。開幕前に予定されていた往年の名車や最先端のエコカーによるオープニングパレードは、悪天候のため中止。まるで超円高で苦しむ最近の自動車業界を象徴するような波乱の幕開けだったが、一般公開初日の入場者数は主催者側の発表で10万1300人、2日目の日曜日は11万2500人と、2日間とも10万人を突破し、まずは順調な滑り出しのようだ。

各紙も3日夕刊で「53台、世界初公開」(読売)をはじめ、「モーターショー24年ぶり東京で」(朝日)、「雨にも負けずファン熱視線」(東京)、「東京モーターショー盛況」(日経)などと、雨にもかかわらず、多くの来場者が訪れたことを報じた。

翌4日の朝刊も「トップ集結熱く自動車PR」(産経)や、、会場で発表された「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に日産のEV『リーフ』が受賞した話題などを取り上げていた。

ただ、気掛かりなこともある。国内自動車メーカー首脳の座談会で、ホンダの伊東孝紳社長の姿はなく、本田技術研究所の山本芳春社長が代役を務めた。伊東社長は「手首のけがの治療で欠席」(東京)とされており、関係者によると、パレードで自ら運転する予定だったオートバイを練習中に転倒してけがをしたという。

そのパレードは雨で中止となったが、せっかくのトークショーで、持論の「ガビョウのようにとがったホンダらしいクルマ」をアピールできなかったのは残念無念だったことだろう。

《福田俊之》

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