【COTY 選考コメント】日産自動車としての取組みが評価された…中谷明彦

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2011-2012年日本カーオブザイヤーは電気自動車の 日産リーフ。
2011-2012年日本カーオブザイヤーは電気自動車の 日産リーフ。 全 6 枚 拡大写真

日産『リーフ』に10点だ。EVとしての完成度は文句なく高い。ハンドリングを含め操縦性も日産車の中では群を抜いていい。航続距離やインフラなど実用面での問題は山積しているがリーフの登場なくしては何もはじまらない。

国も自治体も企業も個人も、真剣に低炭素社会に向けて積極的に投資すべきという姿勢を明確に示した。クルマだけの出来具合に留まらず、日産という自動車メーカーの取り組みが高く評価された結果だと思う。おめでとう。

ただ、スタイリングと後席居住性だけは早急になんとかしてもらいたいが…。

中谷明彦|レース&テストドライバー/自動車関連コンサルタント
武蔵工業大学工学部機械工学科卒(塑性工学専攻)。大学在学中よりレーサー/モータージャーナリストとして活動。1988年全日本F3選手権覇者となるなど国内外で活躍中。自動車関連の開発、イベント運営、雑誌企画など様々な分野でのコンサルタントも行っている。高性能車の車両運動性能や電子制御特性の解析を得意としている。1989年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員として就任。1997年よりドライビング理論研究会「中谷塾」を開設しF1パイロット・佐藤琢磨らを輩出。2009年より東京大学と自動車新技術の共同研究に取組む。2010年からは新ジャンルの電気自動車の開発・製作も手がけている。

《中谷明彦》

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