[教育]中学1年生、「学校の英語は好き」57.2%

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「小学6年生の時」の、学校の英語の学習や英語に対する気持ちについてお聞きします
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 ベネッセコーポレーションは12月5日、「小・中学校の英語教育に関する調査」の結果を公開した。

 同調査は、全国の中学1年生およびその母親2,688組を対象に、小学校での外国語活動(英語活動)の状況や、中学校入学後の英語教育の現状を把握するためにインターネットで実施。調査時期は10月上旬。

 小学6年生の時の学校の英語の学習に対する気持ちについての質問で、「英語が好きだった」と回答したのは全体の62.9%となっている。調査時点(中学1年生10月)でも「学校の英語は好き」への肯定的な回答が57.2%と半数を超えている。

 小学6年生の時「英語が好きだった」と答えた生徒に、その理由を尋ねた質問では、「授業が楽しかったから」を選択した生徒が73.3%だった。

 「小学校の英語活動で身に付いたと思うこと」については、50.8%の生徒が「英語を聞くことに慣れたこと」と回答。次いで「英語の音やリズムに慣れたこと」41.2%、「外国の人と接することに慣れたこと」35.9%となっている。

 「中学校に入ってから役立ったと思うもの」については、「アルファベットを書くこと」41.0%、「アルファベットを読むこと」40.8%がもっとも多く、これに「英語での簡単な会話」34.4%が続く。

 「小学校卒業までにやっておきたかったと思ったこと」は、「英単語を書くこと」が33.1%ともっとも多く、「英語での簡単な会話」32.8%、「英単語を読むこと」26.9%、「英語の文を書くこと」26.7%など、「読み・書き」の項目が上位に多い。

 中学校の英語の授業への意識を尋ねた問題では、ほとんどの項目で「よい」「まあよい」という肯定的回答が半数を超え、小学校に比べて学習の負担は増えるものの概ね肯定的にとらえていることがわかる。しかし、「外国人の先生(ALTなど)の授業が少なくなったこと」23.0%(「よくない」+「あまりよくない」は65.4%)、「授業中に英語を話す時間が少ないこと」25.4%(「よくない」+「あまりよくない」は65.0%)など、小学校では充実していた活動が中学校で少なくなったことに対しては肯定的な回答が少ない。

 英語の学習動機についての質問では、82.4%の生徒が「英語のテストでいい点を取りたいから」を選択したが、ほかにも「英語をできるようになるのがうれしいから」70.9%、「英語はこれからの国際社会で必要となると思うから」が68.0%など、中学1年生の10月段階では内発的動機づけが強い生徒も多くみられた。

 同社では、学習内容が難しくなっていく中学1年生後半からの学習意欲を落とさないために、音声に慣れ親しんだ生徒たちへの授業の工夫が、中学校に求められているとコメントしている。

中学1年生、「学校の英語は好き」57.2%…ベネッセ調べ

《前田 有香》

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