米国のデロリアンモーターカンパニー(DMC社)が、2013年までの市販化を明言している『DMC-12』のEVバージョン。その骨格が公開された。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で一躍有名になったスポーツカーの復活がいよいよ現実味を帯びてきた。
これは1日、米国カリフォルニア州のEPICエレクトリックビークルズ(EPIC EV)社が明らかにしたもの。同社はオフロードレジャービークルを中心に複数のEVを市販しており、EV版DMC-12の復刻計画にも参画している。
同社の発表によると、DMC-12のEVバージョンには、軽量かつ高剛性なコンポジットボディを採用。側面衝突や横転を想定したルーフクラッシュなど、米国の安全基準を満たしたうえで、90kg以上の軽量化を実現するという。
DMC社のステファン・ウィンCEOは、「先進のドライブトレインだけでなく、軽量化の推進と安全性の向上も、EV版DMC-12の重要テーマ」とコメント。EPIC EVのクリス・アンソニー代表は、「オリジナルのデロリアンDMC-12は約30年前に誕生。現代の安全基準に適合させるには、このコンポジットボディが必要だ」と述べている。