ガソリン代を踏み倒し、警官をはねた男に懲役3年6か月の実刑判決

自動車 社会 社会

今年5月、岩手県奥州市内でガソリン代金を踏み倒して逃走しようとした際、これを追跡していた白バイ隊員をクルマではねて重傷を負わせたとして、詐欺や自動車運転過失傷害などの罪に問われた21歳の男に対する判決公判が5日、盛岡地裁で開かれた。裁判所は被告に対して懲役3年6か月の実景を命じている。

問題の事件は2011年5月15日の午後3時30分ごろ発生している。奥州市水沢区羽田町付近の市道で、ガソリン代金を踏み倒したとして白バイの追跡を受けていた乗用車に対し、白バイに乗車していた43歳の巡査長が職務質問のため接近しようとしたところ、このクルマが急にバック。巡査長はクルマの下敷きとなり、一時意識不明となる重傷を負った。

クルマに乗っていた若い男女はその場に車両を放置して逃走したが、警察は後に21歳の男と、17歳の少女を逮捕した。その後の調べで2人は関東地方に在住していることが判明。4月26日から事件当日までの間、所持金が無いにもかかわらず、各地のガソリンスタンドで料金を踏み倒していたこともわかった。検察は男を詐欺や自動車運転過失傷害などの容疑で起訴していた。

5日に開かれた判決公判で、盛岡地裁の中島真一郎裁判官は「負傷した警官は元の職務へ復帰ができないほどの状態であり、その罪は重い」と指摘。被告の男に対して懲役3年6か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  2. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  3. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  4. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  5. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る