三菱重工、自動車向け歯車の新加工法を開発…内・外・段付き歯車を1台で研削

自動車 ビジネス 企業動向
三菱重工、自動車ミッション用歯車などの新加工法
三菱重工、自動車ミッション用歯車などの新加工法 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は8日、自動車のトランスミッションなどに使われる歯車を、1台の研削盤で高速・高精度に低コストで仕上げ加工できる技術を世界で初めて開発したと発表した。

今回発表した研削技術は、2009年に発売した内歯車専用研削盤「ZI20A」の活用領域を大幅に広げることを狙いに開発した。外歯車加工用に新開発の「鼓形ねじ状砥石」を採用し、径が異なる歯車が隣接した段付き歯車なども、砥石と研削対象歯車の干渉を避けての加工を可能とした。

新開発の研削技術を使うことで、主軸(砥石軸)は1万5000回転/分、ワーク軸(研削対象歯車軸)は6000回転/分と高速化。高精度を確保しながら研削時間を1/4に短縮する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る