トヨタ小澤副社長「相当な形で値上げをしている」…円高受け海外市場で
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小澤副社長は「ある地域については台数を落としてでもいいから値上げをして下さい、あるいはラインナップからこの車そのものを落として下さいというようなことも含めて対応している」と説明。
さらに「その結果がきょう(発表)の台数にも一部、やっぱり影響という形で出てきている」と述べた。トヨタは2011年度の連結販売台数見通しを従来の760万台から738万台に下方修正した。このうちタイの洪水による影響は23万台としているが、その一方で国内販売を5万台上方修正している。
小澤副社長は値上げによる具体的な影響台数や地域について明らかにしなかったが、今回の販売台数見通しの下方修正はタイ洪水だけではなく、円高を背景にした海外市場での値上げによる影響も織り込んだ格好となる。
《小松哲也》