【東京モーターショー11】ルノー デザイン部長が来日…プライドと自信を“見せる”

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ルノー・キャプチャー
ルノー・キャプチャー 全 9 枚 拡大写真

ルノーが第42回東京モーターショー(11日まで、東京ビッグサイト)に展示したコンセプトカー『キャプチャー』は、今後のルノーのフロントデザインが示されている。

来日したルノーデザイン部を率いるローレンス・ヴァン・デン・アッカーさんは、この顔を作るきっかけについて、「ロサンジュ(ルノーのダイヤ型のエンブレム)は非常にきれいなオブジェ。これをもっと目立たせたいと思ったのです」とする。

それともう一つ理由がある。「我々はこのエンブレムにプライドを持っています。そのプライドをもっと引き立てたいのです」。これまではグリルやボンネットの上で少し寝るような形で見難かった。そこで今後はより目立たせるべく立てる方向にしていくという。「“我々は自信がある”ということを見せなければいけないのです」。

ルノーはフルラインメーカーで、様々なフロントフェイス処理が必要となる。そこでアッカーさんは、「エンブレムとその周りの間にカットを入れてそのカットの面積で“遊びたかった”。それぞれのクルマの顔によってその面積を小さくしたり、広くしたりするのです。例えば、広い場合はエアインテークを見せたりすることもできるでしょう。こういう自由があるのです」。

一番いいアイデンティティを持つデザインについてアッカーさんは、「ロゴを外した時にどこのブランドかが分かるものです」という。その狙いで、フロントフェイスを作っていると語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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