いすゞは第42回東京モーターショーに、今年9月にフルモデルチェンジした、トラックの持つ耐久性と、乗用車ユースの利便性を兼ね備えたピックアップトラック『D-MAX』を参考出品した。このモデルはタイを生産拠点に、世界約100か国で活躍するワールドカーである。
そのインテリアは、「乗員をやさしく包み込むということ。それから乗っていて非常に快適で、広い空間を感じるインテリアとなっています」とは、デザインセンター部長の丸山公顧さん。「実際にものすごく広く、座るととてもリッチな感じになります」という。実際この仕様は、電動革シートが装着されている。「装備は全くの乗用車です。トラックのインテリアというよりは、乗用車に負けないかそれ以上のインテリアに仕上げました」。
また一方で、「ヨーロッパのユーロNCAP、オーストラリアのA-NCAPなどでの星の取得を目指しているため、側突対応もしており、そのためにドアがしっかり厚く出来ています。こういったところは乗ってもらえば感じてもらえるでしょう」と安全性が確保されていることも強調した。
「使用国である、タイや南アフリカ、オーストラリアなどでは、レギュラーキャブの商用車と、エクステンデットキャブやダブルキャブの4×4の仕様ですと、値段は3倍ほど違い、ステイタス性もあるモデルでもあるのです」と述べた。