インドのタタモーターズは15日、11月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は10万8028台。前年同月比は10月の10%増を上回る35%の大幅増で、4か月連続で前年実績を上回った。
乗用車の11月世界販売台数は、5万8304台。前年同月比は47%増と、3か月連続でプラスを維持した。商用車の11月世界販売は、4万9724台。前年同月比は24%増と、引き続き好調だ。
インド国内では、超低価格車の『ナノ』が6401台を売り上げ、前年同月実績に対して、12倍以上の伸び。これは2010年11月、ナノの販売が車両火災による事実上のリコール(回収・無償修理)の影響で、落ち込んだ反動だ。
また『インディカ』シリーズは、前年同月比91%増の1万0926台。『インディゴ』シリーズは、3%増の6213台、『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズも、35%増の4197台と売れている。
また、傘下のジャガー&ランドローバーの11月世界販売は、2万9183台。前年同月比は27%増と、引き続き2桁増を維持する。その内訳は、ランドローバーが前年同月比38%増の2万3868台と、10月の34%増を上回る伸び。これは、レンジローバー『イヴォーク』投入の効果が大きい。
一方、ジャガーの11月世界販売は5315台。前年同月比は5%減と、3か月ぶりに前年実績を割り込んだ。