【アルファロメオ ジュリエッタ 日本発表】スポーティさとエレガンスとの融合

自動車 ニューモデル 新型車
アルファロメオ・ジュリエッタ
アルファロメオ・ジュリエッタ 全 6 枚 拡大写真

2010年のジュネーブショーでデビューしたアルファロメオ『ジュリエッタ』が、日本でも発表された。発売は2月4日より。

そもそもジュリエッタは1954年のトリノショーでデビューした『ジュリエッタ・スプリント』が始まりである。鬼才フランコ・スカリオーネのデザインによる美しいクーペスタイルのボディに、1.3リットルアルミ製エンジンブロック、DOHCヘッドといった、当時最新のレース技術を投入した高性能エンジンが搭載されていた。その後、ベルリーナやスパイダーなど様々なボディが追加投入され、戦後のアルファロメオが量産車メーカーとしての地位を確立したモデルとなった。

今回登場したジュリエッタは、1977年に登場した3BOXセダン以来の3代目となる。そのスタイリングについて、フィアットグループオートモービルズジャパンマーケティング本部プロダクト・マネージャーの海谷博樹さんは、「スポーティさとエレガンスが完全に融合した新しいイタリアンスタイルで、アルファロメオブランドのエモーショナルな価値を改めて具現化したものです」とする。

まず大きな特徴として、海谷さんはフロントマスクを挙げる。「新しくリデザインされた伝統のグリルが、エネルギッシュな個性とエレガントなフォルムを兼ね備えた、このクルマのデザイン全体の起点となっています」という。

フロントとリアのライト周りにはLEDが採用された。これは、「デザイン性を高めただけでなく、アクティブセーフティ性能の向上にも貢献しています。特に、フロントのLEDデイランプに関しては、本社への強い働きかけにより、日本国内でも日中の常時点灯を実現したのです」と安全性向上への努力を語る。

サイドビューは、個性あふれるデザインとし、「クーペモデルのような外観を作り出すサイドウインドウのシルエットや、『147』を想起させるドアハンドルをウインドウフレームに巧みに隠したリアドアなどが、俊敏で逞しい印象を決定づけます」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る