丸紅は、米国子会社マルベニ・イーグル・フォード・リミテッド・パートナーシップを通じて米独立系石油ガス開発大手ハント・オイルと、米国テキサス州イーグルフォード・シェールオイル・ガス田に保有する開発・生産権益の35%を取得することで合意した。
プロジェクトでは今後5~10年間で、数百本の井戸を順次掘削する計画で、取得対価を含む丸紅の持分の総開発費用は約13億米ドルとなる見込み。丸紅とハント・オイルは、イーグルフォード・シェール・エリアで新規権益を共同取得していくことでも合意している。
イーグルフォード・シェールオイル・ガス田は、良質な軽質原油を産出しており、北米で最も有望な鉱区の一つと言われている。
丸紅は資源エネルギー分野での石油・ガス上流開発事業を重点事業と位置づけ、米国メキシコ湾・ナイオブララ・シェール、英領北海、インド洋、カタール沖で石油・ガス開発事業に参画している。2011年4月に参画したマラソン・オイルが主導するナイオブララ・シェールオイル開発事業は、同年10月から試験生産を開始しており、丸紅のシェールオイル権益は今回の参画後累計で約7万2000エーカーとなり、日本企業としては最大のシェールオイル権益を保有することになる。