【デトロイトモーターショー12】トヨタ 86、600psのドリフトマシン登場
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これはサイオンレーシングが、米国で2012年に行われる「フォーミュラドリフト」シリーズに参戦するために開発したFR-Sのレーシングカー。従来の北米専用クーペ、『tC』ベースのマシンから、2012年シーズンはFR-Sに切り替わるのだ。
ベース車両の駆動方式が、FFからFRに変更されただけでも、フォーミュラドリフトでは有利。さらに、FR-Sではトヨタのモータースポーツ活動を20年以上サポートしてきたGReddyが、チューニングを担当した。
FR-Sのレーシングカーは、最大出力600psへフルチューン。大型リアウィングなどのエアロパーツも装備される。室内は内装材や快適装備を取り払い、ロールケージが張り巡らされたスパルタンな空間だ。
サイオンは2012年、フォーミュラドリフトシリーズを引き続き沖縄県出身のケン・グシ(具志健士郎)選手とともに戦う。600psのモンスターFR-Sの活躍が注目される。
《森脇稔》