ホンダの中国現地法人は9日、2011年1-12月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は61万7764台。前年比は4.5%減と、1999年に中国で現地生産を開始して以来、初の前年実績割れを喫した。
2011年12年単月の販売台数は、7万8319台。前年同月比は35.8%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。しかし、通年では前年実績を割り込む。
ホンダの中国合弁には、広州汽車との広汽ホンダ、東風汽車との東風ホンダの2社がある。12月実績は、広汽ホンダが『アコード』、東風ホンダは『CR-V』が人気を博し、35.8%の大幅増につながった。
ホンダの2011年の中国新車販売台数は、東日本大震災後の減産などの影響で、目標の65万台に届かなかった。しかし同社は2012年、中国の新車販売目標を前年比2割増の75万台に設定している。