田中貴金属グループ、高機能ボンディングワイヤ3製品を販売開始

自動車 ビジネス 国内マーケット
田中電子工業が販売を開始した、高機能ボンディングワイヤ3製品、GPH(右手前)、CFB-1(左)、CHA(右奥)
田中電子工業が販売を開始した、高機能ボンディングワイヤ3製品、GPH(右手前)、CFB-1(左)、CHA(右奥) 全 1 枚 拡大写真

田中貴金属グループのボンディングワイヤ製造事業を展開する田中電子工業は、超高信頼性の金製ワイヤと、銅製ワイヤ2製品を、1月13日より販売開始すると発表した。

金製ワイヤ「GPH」は、環境負荷を低減するハロゲンフリー樹脂用のボンディングワイヤとしては世界で初めて、175度の高温下でも、現行品の約2倍にあたる4000時間まで接合信頼性を維持することができる金合金ボンディングワイヤ。

現在、半導体市場では、製品材料による環境負荷を低減するため、半導体を封止する樹脂や基板のハロゲンフリー化が進んでいる。これまでの高信頼性ボンディングワイヤは、175度の高温下で2000時間を越えると、接合部にボイド(空隙)が形成されてしまうため、電気的な導通が維持できず、半導体の動作不良の主因となっていた。

金製ワイヤの「GPH」では、金と適度な親和性を持つ金属を含有させ、接合部分の金属の拡散速度を最適化できるため、ハロゲンフリー樹脂の半導体におけるボイドの形成を大幅に抑制することが可能で、自動車用などの高い信頼性が求められる電子部品の配線に最適な製品としている。

このほか、これまでの銅製ワイヤでは実現できなかった安定した接合性を持つ銅製ワイヤ「CFB-1」や、アルミ太線からの代替が可能な次世代パワーデバイス用銅製ワイヤ「CHA」も販売開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「バカ売れするやつだこれ」SNS大盛り上がり! トヨタ『カローラクロス』のGRスポーツ、日本導入は
  2. 「変形ロボじゃん」可変カウル装備の新型BMW『R 1300 RT』にファン驚愕
  3. 「日本仕様もこのままで!」“2つの顔”を持つ新型トヨタ『カローラクロス』にSNS興奮
  4. 日産『テラノ』が4年ぶり復活!? ブランド初のPHEVクロスオーバーSUV
  5. メルセデスマイバッハ、初のオープン2シーター『SL 680』発表…贅沢とスポーツ性を融合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る