【東京オートサロン12】ラッピングから生まれる新しい需要とは

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マットホワイトにラッピングされたBMW528
マットホワイトにラッピングされたBMW528 全 4 枚 拡大写真

ワイエムジーワンは、BMWのチューニングやドレスアップなどのBMW専門店Studie(スタディ)とコラボレーションして、マットホワイトに仕上げたBMW『528』を東京オートサロン12に出品した。

写真:ラッピングされたBMW 5シリーズ

ワイエムジーワンは、ラッピング施工をメインに行っている企業で、都バスや電車などでは大きなシェアを占めているという。

なぜ今回Studieとコラボレーションしたのか。同社代表取締役社長の山家一繁さんは、まず、「クルマ好きにはいじったり、速く走らせたりなどいくつかのパターンがあります。そのひとつに、クルマをステータスだと思って購入する人がいるのです」とし、そのユーザーは比較的短いサイクルで買い替えを繰り返すため、非常にリセールバリューを気にすることから、特に手を入れることもなく乗っていると日本の市場を分析する。

対して、ヨーロッパに目を向けると、「そういった人は、ラッピングして、価値を損なわないように楽しんでいるのです。ヨーロッパのお金持ちでお城を持っているような人たちは、資産の価値を落とすようなことは絶対にしないが、差別化はしたいのでラッピングして、カラーリングチェンジするのです」。

また、このラッピングには大きなメリットもある。「ラッピングは塗装を保護しながら楽しめるツールです。例え傷がついてもはがせばいいのですから」。そこで、山家さんはこのトレンドを日本に広げたいと考えたのだ。

さらに、自身の経験もこのコラボレーションの現実につながった。以前乗っていたクルマにラッピングをしたところ、せっかくきれいにしたのだから、今度は足回りを整えたくなったのだ。「つまり、ここにも需要があるのです」。そこで、この体験をもとにドレスアップを得意とするStudieに提案し、実現となったのだ。

その仕上がりは、「フィルムだとは分からないように貼ってあります」と自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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