「おもいやりライト」活動の2012年がスタート 3年目を迎える

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「おもいやりライト」活動の2012年がスタート 3年目を迎える
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「おもいやりライト横浜会議 第1回市民会議」が17日19時より、神奈川県横浜市で開催された。

「おもいやりライト」とは、日産自動車が推進する交通安全啓蒙活動のこと。交通事故が多いと言われる夕刻に早めのヘッドライト点灯をうながすもので、2010年秋からスタートした。

活動は、その意義に賛同する市民や企業と、何をどのように行うのかを一緒に考えていく。従来のように交通安全を一方的に発信するスタイルとは異なるものだ。

昨年は、3回の市民会議を経て、どのように「おもいやりライト」を広げられるかの意見交換が行われ、いくつかのアイデアが実現化した。「おもいやりライト」のイメージカラーである黄色のものを身につける「サムシングイエロー」のイベントや、10月21日の「あかりの日」に街頭で一斉点灯を呼びかけることなどが行われた。また、情報発信にはSNSのフェイスブックとツイッターを利用。こうしたユニークな取り組みもあり、活動に賛同する企業は50を超えるほどになっているという。

3年目を迎える2012年の第1回の会議には、約30人ほどの参加者が集まった。そこで、2012年に向けた展開と協賛する企業による、連携アイデアの提案や各社の取り組みの発表が行われたのだ。

壇上に立ったのは、横浜市文化観光局、横浜市道路局、大川印刷、小糸製作所、日産自動車、住友3M。「光とアートのイベント」との連携や企業内での取り組みなどが紹介された。

「交通安全の啓蒙を会社内でどうやればいいのかを打ち明けられる場は、これまでなかなかありませんでした。この会議にはそういう一面も担うようになりそうですね」と事務局を務める日産自動車の松田吉広氏は言う。

「この活動で最も重要なキーワードは“おもいやり”です。ライトの早期点灯だけでなく、“おもいやり”を伝えたいのです。ですから“おもいやりライト”が定着したら、たとえば次に“おもいやり運転”をやるかもしれません。そうやって“おもいやり”を広げていきたいと思っています」と、松田氏は活動の根底に流れる考えを説明する。

《鈴木ケンイチ》

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